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エステサロンが、ものづくり補助金を活用するためには?概要と申請のポイントを徹底解説!

エステサロンが、ものづくり補助金を活用するためには?概要と申請のポイントを徹底解説!

ものづくり補助金は、実はサービス業であるエステサロンでも活用できます。

エステサロン運営には業務用エステ機器の購入費用や広告費などさまざまな経費が必要になりますが、ものづくり補助金を活用することで経費を抑えることが可能です。

今回は、ものづくり補助金について制度の概要や申請のポイント、エステサロンが補助金を受け取るために何をすればよいのか詳しく解説させていただきます。

記事監修:トキワコンサルティング代表取締役 篠村保之

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経済産業省認定経営革新等支援機関トキワコンサルティング株式会社代表
融資・補助金のスペシャリスト

独立開業から成長企業まで、融資と補助金をセットにした資金調達支援を得意としており、これまでに10,000件以上の資金調達の相談を受けています。税理士事務所と一般企業での勤務経験を活かし、決算書の改善から経費削減まで、幅広くサポートさせていただきます。一緒に事業を成長させましょう。

ものづくり補助金とは?

ものづくり補助金とは?

ものづくり補助金は、中小企業が新製品や新技術の開発、製造プロセスの改善、海外展開などに取り組む際に、財政支援を受けることができる制度であり、国や地方自治体が補助金を提供しています。

補助金を受けるためには、一定の条件を満たす必要がありますが、企業が自己資金を投資することでより大きな効果を生むことが期待されています。中小企業は資金面での制約が大きいため、ものづくり補助金を上手に活用することで、より多くの投資を行い、競争力強化につなげることができます。

エステサロンのようなサービス業も、一定の条件を満たせば、ものづくり補助金を活用できます。

ものづくり補助金の概要について

ものづくり補助金の概要について

ものづくり補助金が申請できるエステサロンの条件

以下の要件を満たす事業計画(3~5年)を策定し、実施することのできるエステサロンであることが、ものづくり補助金を申請できるエステサロンの条件です。

  • ①事業者全体の付加価値額を年率平均3%以上向上させること
  • ②従業員の給与支給総額を年率平均1.5%以上向上させること
  • ③事業場内最低賃金を地域別最低賃金+30円以上の水準にすること
  • ④申請時に開業届を提出していること

補助金の申請枠について

ものづくり補助金の補助上限額と補助率は申請枠によって異なります。

申請枠の種類としては、「通常枠」「回復型賃上げ・雇用拡大枠」「デジタル枠」「グリーン枠」「グローバル市場開拓枠」があります。

エステサロンは「通常枠」が最適な申請枠になります。

通常枠
補助上限額:750万円~1,250万円
補助率:経費の1/2、2/3(小規模・再生事業者)

対象となる経費について

革新的な製品・サービス開発又は生産プロセス・サービス提供方法の改善に必要な設備・システム投資等にかかる経費が対象です。

対象となる経費
● 機械装置・システム構築費
(業務用エステ機器の購入、レンタルに要する経費など)
● 運搬費
(運搬料、宅配・郵送料等に要する経費)
● 技術導入費
(知的財産権等の導入に要する経費)
● 知的財産権等関連経費
(特許権等の知的財産権等の取得に要する弁理士の手続代行費用等)
● 外注費
(新製品・サービスの開発に必要な加工や設計(デザイン)・検査等の一部を外注(請負、委託等)する場合の経費)
● 専門家経費
(本事業遂行のために依頼した専門家に支払われる経費)
● クラウドサービス利用費
(クラウドサービスの利用に関する経費)
● 原材料費
(試作品の開発に必要な原材料及び副資材の購入に要する経費)
● 海外旅費
(海外渡航及び宿泊等に要する経費)
● 通訳・翻訳費
(通訳及び翻訳を依頼する場合に支払われる経費)
● 広告宣伝・販売促進費
(海外展開に必要な広告作成及び媒体掲載、展示会・出展等、ブランディングプロモーションに係る経費)

申請に必要な書類について

ものづくり補助金の申請に必要な書類は、事業計画書や予算書、製品・技術の概要、財務諸表などが必要となります。

1.事業計画書
(具体的取組内容、将来の展望、数値目標等)
※様式自由、A4で10ページ程度
2.補助経費に関する誓約書
(専ら補助事業計画書に記載の事業のために使用する旨の誓約書を提出)
3.賃金引上げ誓約書
(直近の最低賃金と給与支給総額を明記し、それを引き上げる旨の誓約書を提出)
4.決算書等
(直近2年間の貸借対照表・損益計算書等)
5.従業員数の確認資料
(法人の場合:法人事業概況説明書の写し、個人事業主の場合:所得税青色申告書の写し)
6.労働者名簿
(応募申請時の従業員情報)
7.「再生事業者」に係る確認書
(再生事業者のみ)
8.課税所得の状況を示す確定申告
書類
(回復型賃上げ・雇用拡大枠のみ)
9.炭素生産性向上計画及び温室効果
ガス排出削減の取組状況
(グリーン枠のみ)
10.大幅な賃上げ計画書
(大幅な賃上げに係る補助上限額引上の特例のみ)
11.海外事業の準備状況を示す書類
(グローバル市場開拓枠のみ)
類型①:海外子会社等の調査概要等
類型②:海外市場調査報告書
類型③:インバウンド市場調査報告書
類型④:共同研究契約書等
12.その他加点に必要な資料
(成長性加点、政策加点、災害等加点、賃上げ加点等を受ける場合であって、添付資料が必要な場合のみ)

ものづくり補助金のスケジュール

令和2年3月10日(火)の公募開始以来、通年で公募を行っています。

実施回:16次
公募開始日:令和5年7月28日(金) 17時
申請開始日:令和5年8月18日(金) 17時
申請締切日:令和5年11月7日(火) 17時

(引用元:ものづくり補助金|公募要領)

ものづくり補助金を受け取りやすくするポイント3つ

ものづくり補助金を受け取りやすくするポイント3つ

<Point 1>
申請期限や申請方法を確認し、必要な書類を事前に用意すること。

補助金の申請期限や申請方法は、必ず確認し、申請書類の用意に余裕を持って取り組むことが大切です。

審査基準
● 革新性と市場性
製品や技術が革新的であることや、市場で需要が見込めることが求められます。
● 実現可能性
計画が現実的で実現可能であることが必要であり、提出された計画書の具体性や実施計画の具体的な内容が審査の重要なポイントとなります。
● 実現可能性
計画が現実的で実現可能であることが必要であり、提出された計画書の具体性や実施計画の具体的な内容が審査の重要なポイントとなります。
● 貢献度
地域経済や産業振興、雇用の創出など、地域社会への貢献度が高い計画が優先的に選ばれます。
● 財政健全性
補助金を受ける企業の財務状況や経営計画の健全性が判断されます。
● 申請書の提出状況
申請書の提出状況が完全であることや、提出期限に遅れがないことが求められます。

<Point 2>
補助金を受けるための計画や予算を明確にし、申請書に具体的に記載すること。

補助金の申請書には、補助金を受けるための計画や予算が必要です。補助金の採択には、自社がどのような目的で、どのような取り組みをするのか、またどの程度の予算が必要なのか、具体的に記載することが必要です。

<Point 3>
補助金を受けるための計画や予算を明確にし、申請書に具体的に記載すること。

採択されやすくするために有効な手段です。その理由は以下の通りです。

  • 必要書類の不備や申請内容の不足を事前に把握できるため、申請書類の作成に迷いがなくなります。
  • ・相談した専門家が持つ経験やノウハウにより、採択されやすい申請内容を提案してもらえます。
  • ・専門家によるアドバイスにより、補助金採択後に必要となる業務や手続きを事前に理解できます。

エステサロンでのものづくり補助金事例

新商品(試作品)開発

エステサロンでの新商品(試作品)開発の代表的な採択事例は下記の通りとなります。

  • ・これまで培った知識と技術を活かした、美と健康を叶える独自性の高いシミ改善メニュー開発
  • ・自社発毛製品開発でサロン事業から製造販売業への事業転換

新たなサービスを開発する、自社オリジナル商品を製造するというのが代表的な採択事例となっていました。

新たな生産方式の導入

エステサロンでの新たな生産方式の導入による代表的な採択事例は下記の通りとなります。

  • ・最先端プラズマ機器導入によるエステサロンサービス品質向上

エステサロンでは新たな生産方式の導入による採択事例が少ない傾向にあります。

新役務(サービス)開発

エステサロンでの新役務(サービス)開発による採択事例は下記の通りとなります。

  • ・最先端プラズマ機器導入によるエステサロンサービス品質向上
  • ・DX化による総合美容サービスの最小人数経営とFC展開
  • ・競合店舗に先駆けた、脱毛・痩身サービス提供の為の設備投資
  • ・深部加温施術ノウハウを生かした健康エステサービスへの事業拡大
  • ・ウイズコロナ時代へ、インターネット活用のハイブリッド型美容サービス
  • ・地域初の「キッズ向け」「若いメンズ向け」のエステサロン展開
  • ・男性ニーズの多様化に合わせ顔美容を軸とした新サービス開発
  • ・リラックス×ナチュラル。ワンランク上の贅沢美容室へ

エステサロンのメインのものづくり補助金活用方法が新役務(サービス)開発です。
いかに独自性のあるサービスを構築し、真新しいアイデアの事業を展開するかというのが採択を得るための重要なポイントになります。
単純でありきたりな事業ではなく、他社が真似したくなるようなアイデアで事業計画を策定していくかが大切です。

生産プロセスの改善

エステサロンでの生産プロセスの改善による採択事例は下記の通りとなります。

  • ・最新鋭のレーザー及びプラズマ機器による生産性向上事業
  • ・美容医療業界DXに資する、AIを活用した業務の効率化

機器設備導入やIT、DXを活用した生産プロセスの改善というのが主な採択事例となっております。

まとめ

まとめ

ものづくり補助金を申請する際の重要なポイントは以下の通りです。

  • ・対象となる製品や技術の革新性が高いこと
  • ・補助金を受けることで地域経済や雇用に貢献することが明確であること
  • ・補助金を受けた後も事業の継続性が高いこと
  • ・申請書類の記載内容が明確かつ具体的であること
  • ・資金計画が具体的かつ適切であること
  • ・財務内容が健全であること
  • ・申請する経費が補助金の対象となることが明確であること
  • ・開発計画が明確かつ実現可能であること
  • ・専門家やコンサルタントにアドバイスを求め、申請書類を適切に作成すること
  • ・申請書類の提出期限を厳守すること

これらのポイントを押さえ、適切に申請を進めることで、ものづくり補助金の採択率を高めることができます。